奈良マラソン2010日時:平成22年12月5日(日) 天候:晴れ、風はほとんどなく穏やか、暑いくらい コース図および高低図 ゴールタイム 3時間32分24秒 (NET 3時間31分49秒) 女子総合73位 ラップ(5km毎) 「奈良マラソン2010」(第1回奈良マラソン)に参加した。これまで行われていた「奈良春日・大仏マラソン」に、遷都1300年祭を記念してフルマラソンを創設しての開催と言う。 フルは先月福知山を走り、年末に加古川も控えているため、奈良はゆっくりファンランのつもり。前もってのカーボもほとんど行わないままの参加になった。 受付が前日のみなので、土曜日夕方に会場まで行き、受付を済ませ、大阪まで戻って宿泊、翌朝早くに改めて奈良に向かう、というスケジュールだ。 ※スタートまで 前日の土曜日夕方に自宅発、三宮から阪神近鉄直通の電車に乗って、小学校の修学旅行以来の奈良に向かう。三宮から1時間半で到着した。 駅の改札を出たところで、同郷のクラさんにばったり会った。西方面からは乗換なしのこの直通電車が便利だもんね。一緒にシャトルバスに乗って会場まで。 会場の鴻ノ池陸上競技場は幟がたくさん立って、広場には出店もたくさん出ており、マラソン気分がいっぱい。もう時間が遅いからだろう、人はまばらで、店員さんがお客の呼び込みに精を出していた。 受付を済ませ、今夜の宿泊先大阪へ戻る。 今夜の宿は「スパワールド・世界の大温泉」。今回一緒に行ったスイミング友達の旅行好きの同年輩の友人が、ツアーの前後泊によく利用するというので、一度泊まってみようということになったのだ。本音は2,000円で泊まれるという経済的理由が一番ですけど。 地下鉄「動物園前」で下車、外に出るとすぐ近くに目指す建物は見つかった。 入館前に腹ごしらえ。通天閣までの通りは串カツ屋さんが軒を連ねていて、その他の食べ物はほとんど見当たらない。よくわからないので、若いおにぃさんが呼び込みをしていたお店に入って、串カツが何種類か入った定食をいただいた。串カツは、中高年のオバサンの好みとは、チィと違うようだったけど、ご飯は完食して、カーボローディングとした。 いよいよ、スパワールド初体験。 1,000円を支払って入館、フロントでリストバンドを渡され、館内ではこれで現金を持たずになんでも利用できて、退館時にまとめて精算するというシステムだ。この日は6階の「アジアゾーン」が女性用なんだって。 建物の確か3階が飲食店街になっていて、館内で食事もできる。 館内は写真撮影禁止なので、写真はありません。 何はともあれまずはお風呂に入らなければならない、お風呂やさんだからね。 ほとんどフロア全部がお風呂、広いなんてもんじゃない。「アジアゾーン」ですから、イスラム風・韓国風・檜風呂などたくさんの湯船があって、とても全部には入りきれない。あちこちにタオル・身体洗い用のメッシュのタオル・バスタオルが置いてあって使い放題。もちろんボディシャンプー・シャンプーは完備。 真っ裸(お風呂内だから当然ですが)で広いフロアをウロウロ歩き回るのもなんか楽しい。 お風呂から上がると、館内着を着る、Sから確かLLまで各サイズ完備。洗面所も広く、ドライヤーにローションや歯ブラシも完備、タダで使える。 お風呂にも入ったし、あとは寝るだけ。 広いレストルームがあって、リクライニングチェアが100台ほど設置してある。薄いけれど毛布を使えるので、空調完備だし、寝るのに寒いということはない。前の壁にはテレビモニターが10台ほどあり、各局の放送が映し出されている。音声はベッド耳元から出てくるシステムで、室内はほぼ無音。私語する人もなく、隣の人のいびきが聞こえはするが気になるほどではなく、快適に寝られそうだ。空いているチェアを陣取ってフルリクライニングにし、今夜の寝床とした。チェアはちょっと狭くて寝返りはしにくかったが、許せる程度だった。 このとき時刻は10時ごろだったか、まだ半分くらいチェアは空いていたが、夜中に目が覚めてトイレに行く時には満床になっていて、床に直接毛布を敷いて横になっている人もいた。 翌朝、5時過ぎに起床。洗面後、人のいないロッカールームでゼッケンを付けて身支度を済ませ、深夜料金1,000円と入浴後に飲んだ牛乳代140円を支払って、チェックアウトした。 大阪での夕食付き宿泊費は、しめて3,020円也。 その朝の現場。 地下鉄と近鉄電車を乗り継いで、再び奈良へ。駅から会場までは、途中、朝ご飯調達にコンビニに寄り、アップを兼ねて歩いて行った。 会場に着くとさすがに人がいっぱいだ。 更衣の必要はないので、外に腰掛けて朝ご飯を食べてアミノバイタルを飲み、トイレに並んで用と足すと、もう整列時間になっている。荷物を預けて整列場所へ向かう。 すでに整えている今日のいでたちは、長袖Tシャツに長タイツ(CW-X)、キャップに手袋、5本指ソックス、ウェストポーチにいつもの芍薬甘草湯・塩飴・パワージェル、ファンランのつもりなのでデジカメも入れた。レース装束では少し寒い感じなので、ビニール袋をかぶった。 ゴール予想タイムをちょいとサバを読んで申告したので、整列はBブロック、ずいぶんスタートラインに近い。並んだところで、一応ストレッチ。 前方の白いゲートがスタートライン、その左手の高い所にQちゃん、せんとくん、太平サブロー、ABCの三代澤アナがいるはずなんですが、よく見えません。 スタート間際になって、「3時間ペースメーカー」のゼッケンをつけたいかにも速そうな若者が二人、列に入ってきた。周りのおじさんランナーに訊かれて「4分15で行く」と答えている。ここはそんなレベルの場所なんや、とちょっと気後れする。 それまで今日はファンラン、速くてもキロ5分30秒以上で行くつもりだったのだが、ここからスタートしたらそんな遅いスピードで走れないなぁ…流れにまかせて走ってみるか、急に気が変わった。 スタート何分前・何秒前のカウントダウンもないまま、9:00、号砲が鳴った。 ★0~5km (0.35) 24.34 (号砲から 25.09) スタートロス、35秒。 手を振るQちゃんの横を元気に通り過ぎる。件のペースメーカー青年はスタート直後のトロトロ歩きに驚いたみたいで「こんなんはじめてや」とのたまいつつ、それでもすぐに姿は見えなくなった。おばちゃんらのスタートはいつもこんなん、今日はましな方なんよ。 サバ読み効果で、周りのスピードは結構速く、スタート直後のストレスはさほどではなかった。 ロードに出るとすぐに下りがダラダラ続く。これはゴール直前かなり辛かろうなぁ。 すぐに右折して広い大宮通りに入る。 スタートしてからずっと沿道には応援の人がいっぱいで、声援を送ってくださる。 5km地点手前で朱雀門前を通過したはずなんだけど、気がつかず。 ★5~10km 24.26 (49.36) アップしてなくても温まってきたので、ビニール袋を脱いだ。 5km過ぎで折返し、群衆の中にお知り合いランナーを探してみたけど、ずうっと前方にトルシャンさんを見つけただけで、すぐにあきらめた。 奈良公園内を通過するも、鹿の姿は見えず。 すぐそばに黒猫フィリックス・黄色いひよこちゃん(だったと思う)・赤のバニーガールの仮装3人衆が走っていてた。特にバニーちゃんは肌露出度の高い赤の衣装に網タイツというなんとも色っぽい姿で、沿道の応援が特に多く、このバニーちゃんの近くにいたらついでに目立つかも、と色気が出てしばらくついて走った。 先ほどの右折地点からは10km・5kmのランナーと合流する。広い通りがランナーで埋め尽くされている光景は圧巻でしたね。10kmに参戦の友人の姿を探しつつ走ったが、まったく見つけられず。 大仏前で10km・5kmと別れて走路が狭くなった。この頃からバニーちゃんに離されて追いつけず、残念。ほとんど後からの追走だったので、お顔をしっかり確認できなかったのが心残りであった。 給水はスポーツドリンクを各給水所すべてでいただいた。 ★10~15km 23.57 (1.13.33) 前方にラルム♪さん発見。ニックネーム入りゼッケンで、しかも登録で前後にゼッケンをつけておられるのですぐにわかった。一般選手のゼッケンは前だけなので、後姿だけでは知り合いかどうか確認できないんです。 ハセツネ・来春の川の道参戦のお話などしながらしばらく並走した。 ここの区間はダラダラ下り、折返して帰って来たときは35kmくらいのダラダラ上り、これはかなり効きそうだ。 ★15~20km 25.25 (1.38.59) 左折して田園地帯に入った頃、派手な衣装の忌野清志郎さんが大音量で音楽を流しつつの応援あり。このときはちょっと大音量すぎぃと思ったけど、復路はちょうどいい感じで力をもらえた。疲れてくると耳が遠くなるのかな。 町を離れても沿道の応援は途切れなく続く。 ついに結構な上りになる。この上りで一人のせんとくんに抜かれた。 上りきったら、もれなくついて来る下り。急な下りは復路が思いやられる。下り坂の途中で早くも折り返してきたトップランナーとすれ違い始めた。彼らは急な上りをさくさくと上がってくる。 ★20~25km 24.17 (2.03.17) すれ違うランナーが増えてくる。細かなカーブ右折左折を繰り返して、なかなか折返しが見えてこない。広大な天理教の敷地の中をクネクネ引き回されて走り、天理高校の先でやっとのことで折返した。天理教ってすごいんやなぁ。この敷地内だけで5kmは走ったわ。 お汁粉のエイドがあったけどスルーしちゃった、これが心残りその2。 折り返してすぐの道の真ん中で、Qちゃんにハイタッチ。スタートのときはあの台の上にいて抜かれた覚えがないのに、なぜここに? ★25~30km 26.51 (2.30.08) 折り返してたくさんのランナーとすれ違いながらまたクネクネと来た道を戻る。 30km手前からの急坂、懸命に走るがキロ5分を大きく超え、さらにこの上りで脚を使い果たした感じがした。 ★30~35km 24.17 (2.54.26) 上りきってあとは下り。でもここで貯金がゼロでは、もうサブ3.5は無理だ。 ラルム♪さんと並走しておられた黒のウェアのランナーにパスされ、「キロ5分で行かないと30は切れないよ」と言い残して前方に去って行った。「それはわかってるけどさっきの上りで使い果たしましたぁ」と答えたものの、なんとか行ける所までペース走してみようという気になり、脚を動かしてみる。 一反もめんを背負ったゲゲゲの鬼太郎にも抜かれた。鬼太郎は村岡でも抜かれたような記憶があるけど、同一妖怪なのかしらん。 でもこの区間は下りでもあり、なんとかペースを維持できた。 ★35~40km 26.02 (3.20.28) 往路で嫌な坂だと思った長いダラダラ坂を、以外にもそんなにきつく感じずに通過した。 ガス欠しそうだったので、給食所でバナナを1切れいただいた。 ピンクのバイクウェアのランナーを抜きざまにもしかしてとチラと顔を見ると、しげるVK925さんだった。前方に黄色のウェアを見つけるたびトルシャンさんかなと思いながら走り、追いついてみるといずれも全然違う人、今回は追いつけないのだろうか…こっちが失速してるもんなぁ(あとで聞きました、ハーフで計画的リタイアだったそうです)。 だんだん脚が動かなくなってきている。後から追いついて来るランナーが増えてきたようだ。 大仏殿前を通過して(もちろん大仏さまは見えません)40km、やはり失速している、ペース走40kmはできなかった。 ★40km~ゴール 11.56 (3.32.49) 41kmを過ぎてからが、上り坂。情けないほどよちよちしか走れず、ゴールの競技場はなかなか近づいてこない。 やっとのことで競技場に入ってトラックを1/4周、よちよちのまま、後続に抜かれまくりでゴールした。 <ゴール後> ゴールすると、バスタオルと完走メダルをかけてくれ、ペットボトルの水とバナナを1本いただいた。 競技場の外に出て、完走証をもらう。 ゴールタイムは3時間32分24秒、NETでは31分49秒、予想通りだがサブ3.5には程遠い。女子年代別は11位だった。 着替えて友人と落ち合い、帰路についた。 近鉄奈良駅前の商店街で遅い昼食をとり、おみやげを買って、車中の人となりにけり。 参加賞Tシャツと完走メダルにバスタオル、柿の葉寿司、完走証。 記念ランナップ(ゼッケンホルダー)は、市販品よりややちゃっちいみたいで、走行中に外れているランナーを何人か目撃した。 ※ 総括 12月にしては暑いくらいの晴天だったので、例によって足が攣ったりしないか不安ではあったが、持ちこたえてくれた。 スタート前にファンランを取りやめたうえは、福知山同様40kmまで(できればゴールまで)のペース走にしたかったのだが、最後失速してしまった。終盤失速するパターンは、本人は苦しい中頑張ったつもりでもよい練習にはならない、と聞いたので避けたかったのだが、結果的にきっちりそうなってしまった。 このアップダウンの多いコースで、いいタイムを狙うのは今後とも無理な感じだ。 ジャンル別一覧
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